C-7様から頂いた作品です。
不肖ながらわたくしめが作品の説明を致します(´∇`)

※まず豊久と直政と家康さまと伯父上と三成さんがこの家に住んでいます↓(今回三成さんは出てこないよ!)


※平面図ジェネ○ータで作られた家のなかでは住人たちの思惑がせめぎあい、時としてコミカルに。あるときはパラノイア的な愛憎が渦巻いております。
※愛憎の渦の中心はきっと赤線引っ張ってある寝室。
※多分現パロとのこと。(あれ?でも豊久が「井伊の赤鬼〜」とか言ってますよC-7さん(笑))
※豊久は相変わらず伯父上に心酔していて、直政は家康バカです。
※C-7さん曰く「今回の作品には様子のおかしい直政がいる」とのことw
※あれ?つうかこの家浴室が二つあるような……(ww
このようなノリです。了解できた方はどうぞ^▽^

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追記
今回のお話の部屋間違えてました(なんだってぇぇぇ
…てへっ☆(てめぇぇ
正しくはこちらの部屋です。

三成さんは出番ナシ→存在消失に降格したようです。冶部涙目。
注目すべきは赤線の部屋。
なんとこの家風呂場と脱衣室が離れています。アンビリバボー。
常識って何?脱衣室って何のためにあるの?
既成概念を覆す家です。
そして風呂場と豊久の寝室が隣りという破廉恥さ。
このお話は「こんな破廉恥な間取りで豊久の貞操が心配だ」と私が発言したことからC-7さんが書いてくれたものでした。そういうばそうだった(おま(ry

では了解して頂けた方は下へどうぞ^▽^






↓   ↓   ↓

「入るぞ、豊久」
「ふん、貴様か」
「そう邪険にしてくれるな。手ぶらというのも何だから
 差し入れも持ってきたぞ。見よ、この一升瓶を!」
「……銘酒『鬼ころし』?」
「え」
「……」
「……」
「これは、宣戦布告と受け取っていいのだな?」
「待て!早まるな!そんなつもりで持ってきたのではない!」

「ふん。私を酔い潰そうとしたところで、無駄なことだ。
 何があろうと、この先へはネズミ一匹通らせはせん」
「今夜も寝ずの番というわけか。毎晩毎晩、ご苦労なことだ」
「私は、私の守るべきもののために、ここにいる。
 貴様に馴れ馴れしくされるいわれはない。まして、同情など」
「それは違うぞ、豊久。俺は、同情でここに来たわけではない」
「何だと?」
「俺にも、守りたいものがある。この身に代えても」
「……」
「そのために、俺は、ここに来た」
「……ふん」
「さあ、わかったら隣を空けろ。今夜は俺も不寝番だ」
「酒瓶を提げた男が、言う台詞ではないな」
「何を言う。一人では、睡魔に襲われても勝てんだろう。
 二人で呑んで、話していれば寝ずに済む!」
「ふん。先に酔い潰れても、起こしてやらんからな」
「なら、俺は起こしてやろう。いいか、絶対に眠らせんぞ!」
「……勝手にしろ」
「ああ、何が何でも起こしてやる。今夜は俺とお前で不寝番だ!
 HとEROではただの変態だが、二つ合わせればHEROとなる!
 すなわち……それが、正義!」
「誰が変態だ。酒瓶を開ける前から酔っているのか、貴様は」

「……と、そこで殿が現れてだな、一言で場を収めたわけだ!
 あの時のお姿、お前にも見せてやりたかったぞ!」
「ふふ……さっきから聞いていれば、笑わせることばかり言う。
 伯父上より立派な将など、はは、いるわけがないだろう!」
「何ぃ!俺がこれだけ言ってもまだわからんか、この堅物が!」
「ふん、怒った顔まで可笑しな男だ。井伊の赤備えは顔まで及ぶのか?」
「うるさい!お前こそ口を開けば一つ覚えに伯父上、伯父上と……!」
「!」
「……どうした、豊久」
「井伊……直政」
「いきなり何だ。今さら謝っても、簡単には許さんぞ」
「そうではない。……貴様の主は、今どこにいる」
「確か、もうお休みになると言われて……寝室に」
「……伯父上も、先ほど寝室に向かわれたばかりのはずだ」
「何!それでは、まさか!」
「そのまさかだ!このままでは、伯父上が!」
「殿が!」
『危 な い !』

「……井伊直政。ここの守りは、任せたぞ」
「待て!どこに行く気だ、豊久!?」
「ふん、わかりきったことを。……伯父上を、お止めする」
「バカを言うな!お前一人でなど、行かせられるものか!」
「バカはどちらだ。ここを空けたら、誰がこの家の操を守るのだ」
「だが、それでは……」
「……貴様にしか、頼めん」
「っ……お前は悪だ!この、卑怯者!」
「……」

「……なぁ、豊久」
「何だ」
「この戦いが終わったら、お前に伝えたいことがある」
「……」
「だから、必ず、無事で戻ってこい」
「……ふん」
「待っているぞ。ずっと……待っているからな!」



「床に就く前に、一風呂浴びてからと思ったが……」
 あやつらが退くまでは、どうやら入れぬようだな」
「それだけではない。豊久が今、こちらに向かってきておる」
「おかしなことを言う。歴戦の鬼が、甥一人を恐れるか」
「さよう……あやつの子、ワシの甥。なればこそ、恐ろしい」
「わしの力があろうとも、か?」
「もとより、これは我らの戦。手出しは無用よ」
「つれないことだ。では、部屋で待つとしようか」
「防音は万全、か。ならば、床の用意も任せたぞ」
「ふ……まったく、人使いの荒い男よ」



「伯父上……」
「……」
「私の申し上げたいことは、おわかりですね」
「おぬしとて、わかっておろう。島津の戦に――」
「――綺語など、不要」
「さよう。本気でぶつかってこい、豊久」
「では、お言葉に従い……お手向かいいたします!」






Fin



□    ■    □


という訳でとっても熱い魂と、
爽やかな汗を感じさせる作品でした〜vvv
C-7さん曰く「昔のジャ○プ作品のような」とのことです。
拳で語りあってるwww
皆1人ではないのです。誰もが大切な人を、
大切な人の貞操を心配してるんだ!!!
という尊いメッセージを私は受信しました(あそ)
直豊直派としては豊久が直政の元に帰ってきてくれることを願わずにいられませんvv
しかし「二つ合わせればHERO!」
は今年度一番の名言ではないかと思うのであります。さすがC-7さん。

師匠!素敵な作品をありがとうございます!!
展示が遅くなってしまって申し訳ありません!!
展示の仕方で気になることがありましたら、不肖の弟子へお伝えくださいませ!


このお話の感想はこちらへ→
lady_noblerot*yahoo.co.jp 
*を@に変えてください。

09.11.23
諸々追記09.12.8

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